こんにちは 奥間です。
今日はテレビで見た海外の不動産取引で面白いものがあったので紹介します。
フランスの不動産取引の手法で「ビアジェ」というものがあります。
どのような内容かというと例えば
市場で1億円の価値がある物件がビアジェだと2,000万円で購入できたりします。
単純に考えるとお得に感じるかもしれませんがビアジェで購入すると
その対価として買主から売主(高齢者)に対して生きている間は
年金代わりに毎月一定額の金銭が支払われ売主はその物件に
終生住み続けることができるという契約です。
日本と違い建物が古くなっても価値が下がらないフランスならではの取引と言えます。
ビアジェの場合、非常にギャンブルの要素が大きい取引です。
理由は言い方が悪くなりますが売主が長生きするか否かで総支払額に大きな差が出るからです。
60歳の売主 月に30万円 市場価格1億円 ビアジェでの購入費2,000万円の場合、
売主が70歳まで生きた場合の総支払額
2,000万円+30万円×12か月×10年=5,600万円・・・1億円−5,600万円=4,400万円お得!
売主が85歳まで生きた場合の総支払額
2,000万円+30万円×12か月×25年=1億1000万円・・・1億円−1億1000万円=△1000万円の損!
ローマ時代からこの売買契約が行われていたようです。
現在でも年間4,000件ほどがビアジェでの制約があり
不動産取引の約2%を占めているようです。
海外には面白い不動産の取引がありますね~
また見つけたら紹介します。ではまた~